なぜPHPの求人が多いのか

PHPは多くのプログラマー求人において必須条件として提示されており、非常に需要の高いプログラミング言語となっています。これにはいくつかの理由があって、まずPHPを利用するシステムの割合が日本国内で最も多いことが挙げられるのです。よって必然的にPHPを扱える人材を求める状況となっています。

PHPは1996年に誕生し、その使いやすさから徐々に世界へ普及していきました。しかし言語として確固とした地位を得たとしても、多くの言語が後続するものです。より洗練された言語があれば、PHPは、すぐに取って変わられることでしょう。

ただ、別の言語に切り替えるには、既存のシステムを1から再構築しなければなりません。これでは金銭的コストと時間的コストがかかり過ぎるため、計画を実行できる企業や組織は限られます。つまり、大半の企業はこれからもPHPを使い続けることが予想されているのです。
逆に、新しいシステムを作る際にPHPを選ぶ企業も多くあります。理由はPHPが比較的習得しやすい言語だからです。企業は必ずしも最初からプログラミングできる人を採用するわけではなく、未経験の人を入社後に教育(習得してもらう)する場合も多々あります。

PHPは未経験者でも習得しやすいため、教育コストが軽いと言えるでしょう。少なくとも国内では、PHPを習得していれば、より幅広い求人にエントリーできることになります。
「プログラマーとして就職したい」という未経験の人であれば、まずPHPの勉強を始めてみるのも、有力な選択肢になるでしょう。